夫との家事育児分担。復職前に合意しておくのが大事。

以前の記事で、育休が明ける直前、復職直前に私がしたことを紹介しました。

0歳での保育園入園。復職前にしたこと。

今回はその中でも大事な「夫と家事育児の分担を決める」について書きたいと思います。

産育休中は必然的に奥さんがほとんどの家事育児を引き受けているわけですが、夫に「それが当たり前」という意識を復職前に捨ててもらわないといけません。

復職後も家事育児の分担が奥さんに大きく偏ったままになっている家庭の話をよく聞きます。

一度復職して負担が偏った生活がはじまってしまうと、修正するのに大きな労力が必要になるんです。

面倒でも、復職「前」に復職後の生活を具体的にイメージして、家事育児分担について旦那さんとしっかり目線合わせしておくことを強くおすすめします。

家事育児の作業を具体的に洗い出して、共有・分担。

復職後の生活を具体的にイメージして、家事育児のタスクを洗い出して、事実の共有をした上で分担を相談します。

このとき、子供関連のことはできるだけ細かいことまで書き出す!書き出さないとすべて妻の仕事になります。保育園への提出物の対応、保育園での写真購入の対応、急なお迎え対応、など・・・

洗い出しや分担作業をどんなツールで行うかですが、私もまだ模索中です。試験的に使ったことがあるのは以下のふたつです。

  • 「共働きの家事育児100タスク表」(かつてAERAに掲載されたものらしい。検索すると出てきます。)
  • アプリ「Yieto」

どちらにも完全には満足していないのですが、とにかくやってみると見えてくることがあります。

だいたい妻も夫も、相手の貢献度を低めに認識してしまっていることが多いようです。つまり、うちの夫は2割くらいしか引き受けてくれてない!と思っていても、実際に書き出してみると3~4割やってもらえてたりするという。

私の場合も、「思ってたよりはやってもらえてるんだな・・・」という感想でした。

育休中の分担がどうなっていたかを現状として確認して、そこに保育園入園後のタスクを足し、夫に何を引き受けてもらうか決めていくことになります。

なお、5割と5割で分けることがゴールではないかもしれません。仕事の状況や収入を考慮して傾斜をかけたほうが、お互い納得がいく場合もあると思います。

夫を巻き込むポイント。仕事っぽく相談を持ち掛ける。

分担作業に参加してもらい、決めた分担にコミットしてもらうために、しっかりと夫を巻き込まないといけません。

旦那さんの性格によりますが、「仕事っぽく・プロジェクトっぽく」持ち掛けると乗り気になってくれる場合が多いように思います。

「仕事復帰に向けて、課題があると考えています。復帰までに決定する必要があるので、検討のスケジュールはXXです。」みたいな。

妻側の課題ではなく、共通の課題であることを認識してもらう。当事者になってもらえたら、それだけでゴールに大きく近づくことができます。

「夫婦どちらかがやる」以外の選択肢も考える。

洗いだしたタスクのひとつひとつについて、「どちらが引き受けるか」とだけ考えてしまうと押し付け合いになってしまいます。

どちらも引き受けたくないタスクがあったり、全体的にキャパオーバーな場合は、別の手も考えたほうがよいです。具体的には以下の選択肢です。

  • 家事のアウトソースや便利家電の導入を検討する。
  • 近くに身内がいれば、頼ることを考える。
  • 本当にやらないといけないことか?頻度は下げられないか?を考える。

我が家も、話し合いの中で夕飯づくりの負担が大きいと感じたので育休中にホットクックを購入して、復職までに使い慣れておけるようにしました。

はじめてみないとわからない。それでも、とにかく仕事復帰前までに決めておく。

分担を決めても、本当にそれで回せるか確信は持てないと思います。その分担で生活をはじめてみないとわかりません。

それでも走り出す前に(仕事復帰してしまうまでに)いったん決めておくことが大事。あとで理想の分担割合に持っていくのはとても大変です。

なかなか気力のいる作業ですが、これから仕事復帰される方、旦那さんとの話し合い頑張ってください!