生まれてからずっと毎日24時間一緒にいる生活を続けてきた母親にとって、保育園入園は心が揺さぶられるイベントです。私の場合は近くに頼れる親戚もおらず、ほぼひとりでお世話をしてきた状態。なのに突然保育のプロとはいえ他人に任せるわけですから、この子の性質を正しくわかってもらえるかしら?かわいがってもらえるかしら?と不安でした。
気持ちの上でも大変ですが、保育園生活を軌道に乗せるために、そしてスムーズに復職するために、いろいろ準備しなくてはならないこともあります。
うちの子たちが保育園に入園したのは4年前と2年前ですが、下の子の慣らし保育期間の計画を書き残しているのをみつけました。それをもとに、私がどんな準備をしたかこちらに書いてみたいと思います。
2020年の慣らし保育事情
下の子が保育園に入園したのは2020年4月。0歳8か月の時のことです。
私が住んでいる地域では、入園した翌月の1日までに復職しなければならないという規定があります。
そのため通常は4月まるまる一か月慣らし保育をして(保育園で組んであるスケジュールでは2週間程度だったりしますが、ちょこちょこ発熱したりしてまともに通えず2週間では終わらないケースが多い)、5月頭に復職するというパターンが多数派です。
しかし、下の子のときには慣らし保育がはじまったのは6月中旬でした。コロナ禍真っただ中だったことから、その年だけの措置として復職期限が7月1日まで延長されて、できるだけ登園しはじめるのを遅らせるようにという主旨の通達が出たんです。
当時はまだ重症化リスクが低いオミクロン株が主流になるより前で、病原菌にさらされる機会がこれまでほとんどなかったわが子をコロナ禍で保育園に預け始めるのは少し勇気のいることだったように思います。
実際のところ、私の周りでは、すぐに復職しなければならないよっぽどの事情がなければほとんどの人が復職を遅らせて自宅で子供を見ていました。私も、早く復職したかったもののどうしてもという理由はなかったので、期限ぎりぎりの7月1日に復職することにしました。
6月中旬まで自宅保育推奨となっていたので、6月中旬からの半月で慣らし保育を進めるというスケジュールになりました。
6月中旬の時点で、下の子は0歳10か月。復職が遅れたのは残念なことでしたが、予定より育った状態で慣らし保育をはじめられるのは断乳などの都合から言えばラッキーでした。
復職までの1か月の間にしたいことをリストアップ。スケジュールを日単位で決める。
復職まで1か月の時点で(私の場合は6月頭)、復職までに何をしないといけないか、何をしたいか、決めました。
私がリストアップしたのは例えば以下のようなことです。
- 仕事関係の本やキャリアに関する本を読む (←ゆるみきった頭を仕事モードに少し戻しておきたい)
- 英語に触れる (←育休中は英語に触れなかったため、仕事に影響しないよう少し勘を取り戻しておきたかった)
- 夫と家事育児の分担を決める (←復職後に揉めないように、夫と共通理解を持っておくのが重要)
- 美容室に行く (←コロナ禍だったこともあり、身だしなみを整えることを怠っていた)
- メイク品や服を買いに行く(←これもコロナ禍だったこともあり、適当になっていた。一気にupdateする必要があった)
- 家の中を家事育児しやすい状態に整える (←これは育休中とおしてやっていたことですが)
産休に入ってからの約1年もの間 社会から離れていたわけですから、ギャップを埋めるために大忙しです。
これを日単位のスケジュールに落とし込みます。6月の前半は子供がいる状態で、後半は慣らし保育のわずかな時間でこなさなければなりません。
意外と余裕がないので、時間のやりくりという意味ではある意味ここで仕事の勘が少し取り戻せたような気もします。
3つ目に挙げた「夫と家事育児の分担を決める」については別記事で書きたいと思います。
復職や保育園生活の不安は、計画を立てることで解消
慣れない保育園生活に入る子供のことが気がかりだし、すんなり社会復帰できるのかと仕事に対する漠然とした不安も抱える、育休明け間近の3月。
私の場合は不安なポイントを書き出して計画を立てることでかなり解消しました。(それでも特に子供のことは色々読めなくて心配でしたが)
予測不能なことは仕方がないと割り切って、それ以外のことはできるだけ自分でコントロールできるように・・・。計画、大事です。
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